月の静かの海に設営されたイヤポポリス月面基地では、ユウ・オートモ
中佐ウサピー少佐が、状況を分析しながら、対応を相談していました。
 
「ピヨピヨ艦隊の中から、小型の何かが射出されたみたいだぴょん!」
 
移動式のコンソールに表示されるピヨピヨ軍の様子を、ウサピー少佐が
モニターしています。
 
「え〜、なにかなあ・・・。輸送艦アンデスで会談が始まって、ピヨピヨ軍
の艦隊は打撃部隊・攻略部隊、両方とも停止してるのに。」
 
 
 
怪訝そうに言うオートモ中佐に、ウサピー少佐はコンソールを盛んに操作
しながら言いました。
 
「・・・はっきり判らないけど、偵察機じゃないかと思うぴょん。用心のため、
月面開発ロボットL−25を発進させるぴょん。」
 
「そうね、、地球の電磁要塞はまだ30%台の完成度だし、月面基地には
開発ロボットくらいしかないし・・。L−25号機は武装してないけど、偵察
に向かわせましょう。」
 
 
 
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